3331  グランドオープン記念展|3331 Presents TOKYO : Part 1

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アキバタマビ21
「アキバタマビ21」は多摩美術大学が運営する、若い芸術家たちのための作品発表の場である。ここは若い芸術家たちが、互いに切磋琢磨しながら協働し共生することを体験する場であり、他者と触れ合うことで自我の殻から脱皮し、既存のシステムや権威に依存することなく自らをプロデュースし自立していくための、試練の場でもある──そうありたいという希望を託して若い芸術家たちにゆだねる、あり得るかもしれない「可能性」の場であり、その可能性を目撃していただく場所である。
http://akibatamabi21.com/

芸術はいつも、「いま、ここ」での現実を最も鋭く深く体現するところから、出発します。東京のいま、それが私たちの出発点です。私たちが選んだ4人の作家たちもまた、それを体現する者たちです。(堀浩哉)
<選出作家>大谷有花、桑久保徹、原良介、水谷一
★関連イベント:7月4日(日)17:00-17:30 開催!

 

大谷有花|Yuka OHTANI
1977年 神奈川県相模原市生まれ。2003年 多摩美術大学大学院美術研究科を修了。2001年 「第6回 昭和シェル石油現代美術賞」にて、本江邦夫審査員賞を受賞。2003年には、上野の森美術館での「VOCA 2003」にて、VOCA奨励賞を受賞。2010年 「第2回 絹谷幸二賞」にて、絹谷幸二賞を受賞する。また、2009年より、出身地・相模原市のシティセールスサポーターとしても活動している。
http://www.i-c-arts.com/yuka_terrace.html


「黒い本 -創造の木-」2009
oil on canvas
Courtesy of I.C.Arts

世界的大都市と形容され、都市としての優れた機能などがクローズアップされがちな東京。しかし、そこには、1200万人それぞれの人生、日々の暮らしがある。「ひとりひとりの存在を尊重しながら、穏やかな時間を共有できる社会であってほしい。」そんな気持ちで描いた今回の出品作<ライフ・シリーズ>は、ひとりひとりの人生に対するエールでもあります。たとえ華々しいことがなくとも、あなたの人生という物語においての主役は、常にあなた自身です。今回の出品作をご覧いただき、そんな当たり前のことに改めて気づいていただきたい。そして、東京に暮らすひとりひとりに元気を取り戻していただきたいと願っています。
今年 2010年に、「第2回 絹谷幸二賞」にて、絹谷幸二賞を受賞しましたが、今回の出品作<ライフ・シリーズ>は、その受賞対象となったシリーズです。同賞受賞後、今展が初のお披露目となります。

 

桑久保徹|Toru KUWAKUBO
1978年神奈川生まれ。02年多摩美術大学絵画科油画専攻卒業。同年、東京都現代美術館主催のトーキョーワンダーウォール公募2002で「トーキョーワンダーウォール賞」を受賞。主な個展に03年トーキョーワンダーサイト本郷、05年・08年小山登美夫ギャラリー(東京)、10年ギャラリー・ヒュンダイ(ソウル)、主なグループ展に07年「ポートレート・セッション」(ナディフ、東京/広島市現代美術館、広島)、10年「アーティスト・ファイル」国立新美術館(東京)など。8月7日からトーキョーワンダーサイト渋谷にて個展開催。


「穴と王様」2003
oil on canvas
Courtesy of Tomio Koyama Gallery

「僕は日本から来ました」と言うのと、「僕は東京から来ました」と言うのでは、何となく違った感触がある。東京は日本の中に含まれているのに、イメージではその場所だけ浮き上がっているような気もする。東京には、世界にも負けないゾ!という感じがするのに、それが日本だと少しだけ弱気になってしまう。
なんでだろう。今、思いつく程度のことを言えば、東京には他の都道府県では見たことのない素敵なものがある。それに、そこでは常に新しくて面白いことが起こっているので、僕はそこへ行けば、特別な出来事に触れる事も出来る。やっぱり東京はすごい。ただ僕は神奈川県出身なので、「僕は日本から来ました」とか「クローズドゥ、トーキョー」とか言うことになる。やっぱり弱気になってしまう。

 

原良介|Ryosuke HARA
1975年神奈川県生まれ。2002年多摩美術大学大学院修了。2001年「トーキョーワンダーウォール公募」大賞受賞。キャンバス上に油彩で塗り重ねることなく描かれ、複数の時間や空間を一つの現象として存在させる絵画を制作。主な展覧会に「東京画」(2007年、トーキョーワンダーサイト渋谷、東京)、「ゆらめき地平面」(2008年、Yuka Sasahara Gagllery、東京)、「project N 36 原良介」(2009年、東京オペラシティアートギャラリー、東京)他、個展グループ展多数。


「BY A LAKE」2007
oil on canvas
Courtesy of Yuka Sasahara Gallery

行ったことがあるのに知らない場所であり、
行ったことがないのに知っている場所。
あるいはそれは…
あったはずの未来であり、
なかったはずの過去。

ちょっと切ないけれど、日々更新されるべき事物にとってはクールな場所だと思う。

 

水谷一|Hajime MIZUTANI
2003年多摩美術大学大学院美術研究科絵画専攻修了。同年キリンアートアワード奨励賞受賞後、現在まで展覧会や国内外の多数のアーティスト・イン・レジデンスに参加。参加したグループ展に「大地の芸術祭 越後妻有アートトリエンナーレ2009」、「第一回所沢ビエンナーレ美術展 引込線」(2009)、「VOCA2010 新しい平面の作家たち」など。
http://www.ab.auone-net.jp/~hajime/

「隆起する部屋」2009
charcoal, paper
Courtesy of the Artist

東京は火星に似ている。これが今回「東京について」と尋ねられて、最初に頭に浮かんだことだった。東京郊外で育った私にとって、都内はけっして行きにくいような場所ではなかったし、いまでもそう言える。もちろん火星には一度だって行ったことはない。果たしてこれまで火星を意識して晴れた夜空を眺めたことがあったかどうか、それすらあやしい。火星に対して「近い」とか「遠い」とかそういう言葉を当てはめる現実感もやはり湧かない。しかし行きたくないかともし問われれば、行ってみたいと思わないでもない。NASAの探査機が撮影した、真っ黒い宇宙空間にくっきりと浮かぶ丸い火星の姿をウィキペディアで見た。やっぱりどこか東京は火星に似ている気がする。

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